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お口ぽかんになってない?

歯の豆知識
みなさんは、お口ポカンという言葉を知っていますか?

お口ポカンは別名口唇閉鎖不全症とよばれ、安静時に口が開いている状態のことをいい、小児(3〜12歳)に多くみられます。

口唇閉鎖不全症は食べる、話すなどの口の機能が十分に発達していない病気である「口腔機能発達不全症」の症状の一つとなっています。



まず、お口ポカンがもたらす影響についていくつかご紹介します。

①姿勢が悪くなる

②虫歯になりやすくなる

③いびきをかく

④風邪をひきやすくなる

です。②と④は口をあいていることで唾液の量が減り、口の中が乾燥してしまうことが原因です。



次にお口ポカンの原因についてです。

①お口周り(口輪筋)の筋肉が硬い

②舌を前に出す舌癖がある

③不正咬合(歯並びが悪い)

④アレルギー性鼻炎がある

⑤肥満

などがあげられます。



・お口ポカンを防ぐためのトレーニング方法

お口ポカンを防ぐ方法はいくつかありますが、今回はどこでも誰でもできるトレーニング方法をお伝えします。

それは、あいうべ体操です。やり方は、1「あー」と口を大きくあけ1秒キープ、2「いー」と思い切り口を横に広げ1秒キープ、
3「うー」と唇をとがらせて大きく前に突き出し1秒キープ、4「べー」と舌を顎下に向かって伸ばす感じで1秒キープ。
1〜4を10回繰り返します。この10回を1セットとし、朝、昼、夜の1日に3セット行うことがおすすめです。



口唇閉鎖不全症ではない人も、あいうべ体操をすることで様々なメリットがありますので、小児の方だけではなく、大人の方もお年寄りの方も是非やってみてください。