歯科のレントゲンは安全なの?何のために撮るの?
歯の豆知識
歯科医院に行くと必ずと言っていいほどレントゲン写真を撮ると思います。
一日に何枚も撮ったり、体の状況によっては撮ることが不安になる方もいらっしゃるでしょう。
今回はレントゲン撮影の時によく聞かれる質問にお答えしていきますね。
Q:レントゲン写真は何のために撮るの?
A:まずはじめにお口の中を観察しておおよその状態を把握しますがレントゲン写真も撮ったうえで診断していきます。
口の中を見ただけではわからないこと、例えば歯の内部で起こっていることや、歯肉に覆われた部分、歯を支えている骨の状態をレントゲンで確認します。
~レントゲンを撮影することでわかること~
・これまでにどのような歯科治療を受けてきているか
・虫歯や歯周病がどのくらい進行しているか
・詰め物や被せ物の下が虫歯になっていないか
・歯の根の先端に病巣ができていないか
・親知らずの有無、横向きに生えているか
・歯肉で隠れている歯石の存在
・お子さまの場合、顎の成長や乳歯の下の永久歯の存在
Q:歯科のレントゲンは安全なの?
A:結論から申し上げますとレントゲンに使用する放射線は人体に影響を及ぼす程度には程遠く、ごくわずかな量なので被爆の心配はありません。
例えばパノラマエックス線写真というお口の中全体を1枚で撮れる広範囲のレントゲン写真があるのですが、パノラマ写真を1枚撮った時の放射線量は0.03m㏜とされています。
また、もう少し細かい部分を確認したいときには小さいデンタルエックス線写真というレントゲン写真を撮るのですが、デンタル写真1枚の放射線量は0.01m㏜です。
歯や歯周組織、顎の状態を三次元的に確認したい時にはCT撮影をします。CT写真1枚の放射線量は0.1m㏜です。
これらの放射線数値がどれくらい低いかというと、例えば飛行機で東京からニューヨークを往復すると約0.19m㏜放射線を浴びます。
私たちは普段生活しているだけでも自然の放射線を浴びていて、ほんの少しですが被爆もしています。その量は1年間で1.5~2.4m㏜程度です。
人体に影響してくる放射線の量(がんの異常発生)は年間100m㏜以上であり、水晶体白濁は500~1000m㏜、悪心嘔吐は1000m㏜以上で起こると言われています。
上のデータから見ても、歯科のレントゲンの0.01~0.03という数値はかなり微妙な放射線であり、歯科用レントゲン写真を撮影しても安心だということがわかります。
1日に何枚か写真を撮っても影響はないことがわかりますね。
また、レントゲンのときには防護エプロンをつけるのでさらに放射線量を減らすことができます。
Q:妊婦でもレントゲン撮影はできるの?
A:歯科治療でのレントゲンはお口の中にフィルムを入れて行うものであり照射野が狭いのでお腹には直接影響しません。
胎児に影響を及ぼす放射線量は50m㏜以上とされています。つまりデンタルを5000枚、パノラマを1500枚以上撮らないとこの数値にならないわけですから
妊婦の方がレントゲン写真を行ったとしても影響がないと言えますね。
しかし念のため妊娠中は撮影を行わなかったり必要最小限にとどめたりして、出産後撮るような形にさせていただいているケースも多いです。
治療中の歯だけでなく定期健診の時にもレントゲン写真を撮ることもあるかと思います。
それはお口の中の環境も時間とともに少しずつ変化していくからです。
定期的に悪いところはないかレントゲン写真を通して診ていくのが確実に虫歯や歯周病を予防できる対策の一つだと言えます。
レントゲンに対する不安が少しでも解消され、安心して治療を受けていただけたらと思います。何かわからないことがありましたら是非ご相談ください。
一日に何枚も撮ったり、体の状況によっては撮ることが不安になる方もいらっしゃるでしょう。
今回はレントゲン撮影の時によく聞かれる質問にお答えしていきますね。
Q:レントゲン写真は何のために撮るの?
A:まずはじめにお口の中を観察しておおよその状態を把握しますがレントゲン写真も撮ったうえで診断していきます。
口の中を見ただけではわからないこと、例えば歯の内部で起こっていることや、歯肉に覆われた部分、歯を支えている骨の状態をレントゲンで確認します。
~レントゲンを撮影することでわかること~
・これまでにどのような歯科治療を受けてきているか
・虫歯や歯周病がどのくらい進行しているか
・詰め物や被せ物の下が虫歯になっていないか
・歯の根の先端に病巣ができていないか
・親知らずの有無、横向きに生えているか
・歯肉で隠れている歯石の存在
・お子さまの場合、顎の成長や乳歯の下の永久歯の存在
Q:歯科のレントゲンは安全なの?
A:結論から申し上げますとレントゲンに使用する放射線は人体に影響を及ぼす程度には程遠く、ごくわずかな量なので被爆の心配はありません。
例えばパノラマエックス線写真というお口の中全体を1枚で撮れる広範囲のレントゲン写真があるのですが、パノラマ写真を1枚撮った時の放射線量は0.03m㏜とされています。
また、もう少し細かい部分を確認したいときには小さいデンタルエックス線写真というレントゲン写真を撮るのですが、デンタル写真1枚の放射線量は0.01m㏜です。
歯や歯周組織、顎の状態を三次元的に確認したい時にはCT撮影をします。CT写真1枚の放射線量は0.1m㏜です。
これらの放射線数値がどれくらい低いかというと、例えば飛行機で東京からニューヨークを往復すると約0.19m㏜放射線を浴びます。
私たちは普段生活しているだけでも自然の放射線を浴びていて、ほんの少しですが被爆もしています。その量は1年間で1.5~2.4m㏜程度です。
人体に影響してくる放射線の量(がんの異常発生)は年間100m㏜以上であり、水晶体白濁は500~1000m㏜、悪心嘔吐は1000m㏜以上で起こると言われています。
上のデータから見ても、歯科のレントゲンの0.01~0.03という数値はかなり微妙な放射線であり、歯科用レントゲン写真を撮影しても安心だということがわかります。
1日に何枚か写真を撮っても影響はないことがわかりますね。
また、レントゲンのときには防護エプロンをつけるのでさらに放射線量を減らすことができます。
Q:妊婦でもレントゲン撮影はできるの?
A:歯科治療でのレントゲンはお口の中にフィルムを入れて行うものであり照射野が狭いのでお腹には直接影響しません。
胎児に影響を及ぼす放射線量は50m㏜以上とされています。つまりデンタルを5000枚、パノラマを1500枚以上撮らないとこの数値にならないわけですから
妊婦の方がレントゲン写真を行ったとしても影響がないと言えますね。
しかし念のため妊娠中は撮影を行わなかったり必要最小限にとどめたりして、出産後撮るような形にさせていただいているケースも多いです。
治療中の歯だけでなく定期健診の時にもレントゲン写真を撮ることもあるかと思います。
それはお口の中の環境も時間とともに少しずつ変化していくからです。
定期的に悪いところはないかレントゲン写真を通して診ていくのが確実に虫歯や歯周病を予防できる対策の一つだと言えます。
レントゲンに対する不安が少しでも解消され、安心して治療を受けていただけたらと思います。何かわからないことがありましたら是非ご相談ください。