米沢クローバー歯科クリニック

医院ブログ 米沢市の歯科 米沢クローバー歯科クリニック

ブログ

ブラキシズム(歯ぎしり)のお話

歯の豆知識
今回は歯ぎしりのお話をしていきます。

歯ぎしりは歯科の世界ではブラキシズムと呼ばれ睡眠時に無意識に歯をかみ合わせ力がかかっている状態のことを言います。

実は歯ぎしりの力は強く普段の食事の咬合力(噛む力)のおよそ6から7倍の力がかかっています。
通常はぎりぎりと音がすることで第三者から知らされることが多いですが、実は音のしない歯ぎしりもあります。
音はしませんが歯と歯が接触していてやはり通常よりも強う力がかかっていることがあります。
では歯ぎしりによってどのような症状が出るでしょうか?
1つめは歯が削れて行きます。歯が削れることによりかみ合わせがだんだん崩れていきます。
2つ目はいつも寝ているときに強い力がかかるわけですから詰め物などが取れてくることもあります。
3つ目として、歯だけでなく顎(顎関節)に痛みを訴えることもあります。
4つ目として歯周病を悪化させる原因となります。
このように1コトに歯ぎしりといっても様々な症状を起こすことがありえます。
では原因はなんでしょう?実ははっきりとした原因はわかっていません。日ごろのストレスや本能なんて言われることもあります。
原因がわからないので治療は対処療法になります。ナイトガードと言って夜寝るときにマウスピースをつけて寝ていただきます。これを使用することにより歯が削れるのではなくナイトガードが削れてくれます。
上のような症状があったり歯ぎしりのぎりぎり音があるという方はいつでもご相談ください。