インフルエンザ予防と歯周病菌
歯の豆知識
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
2020年より新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の世界的大流行が継続していて、インフルエンザとの同時流行が心配されています。
実はインフルエンザウイルスは、歯周病菌とも大きく関わりがあるのです。
少しでもインフルエンザにかかりにくくする為にどうすればよいのでしょうか?
口の中が汚いとインフルエンザにかかりやすいのです。うがいも大事ですが、歯磨きがもっと大事なんです!
一般に風邪は「細菌」と「ウイルス」のどちらかが原因で発症します。
細菌のほうが大きくウイルスが小さいという大きさの違いもありますが、もっと違うのは感染のメカニズムです。
細菌感染は粘膜に付着するだけで炎症を起こして喉が痛くなったり発熱します。
ウイルス感染は粘膜に付着するだけでは発症せず、細胞の中に入り込むことで発症します。
その時重要な役目をするのが酵素で、インフルエンザウイルスの表面には鍵とハサミのような働をする2つの酵素があります。
鍵の酵素が細胞膜をこじ開けてウイルスが細胞内に入ります。細胞の中で大増殖し、もう一つのハサミの酵素が隣の細胞へたくさんのウイルスを放出し感染が拡大します。
この2つの酵素を活発にするのが歯周病菌です。歯周病菌が多いとさらに被害は拡大します。喉の細胞の中に入りやすくなるのです。
プラーク(歯垢)に棲みつく歯周病菌は、抗生物質などの薬で撃退したり除去することは出来ません。体の免疫細胞でも撃退することが出来ないのです。
つまり歯周病菌はプラークごと歯磨きで除去するしかないのです。
介護施設で歯科衛生士から口腔健康管理を受けていたところ、インフルエンザの発症率が大幅に減少していたというデータも出ています。
特に寝たきりの高齢者の方でインフルエンザの合併症である肺炎を防ぐ為に、口の中を清潔に保つことは重要なのです。
日頃から口の中をきれいにしていくことがとても大事で、その為に丁寧な歯磨きをすることや、かかりつけの歯医者さんに行き、磨き残しをとること、
それから正しい歯磨き指導を受けましょう。
歯磨き方法や歯周病菌についてわからない事、心配な事があったらかかりつけの歯医者さんに相談しましょう。
2020年より新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の世界的大流行が継続していて、インフルエンザとの同時流行が心配されています。
実はインフルエンザウイルスは、歯周病菌とも大きく関わりがあるのです。
少しでもインフルエンザにかかりにくくする為にどうすればよいのでしょうか?
口の中が汚いとインフルエンザにかかりやすいのです。うがいも大事ですが、歯磨きがもっと大事なんです!
一般に風邪は「細菌」と「ウイルス」のどちらかが原因で発症します。
細菌のほうが大きくウイルスが小さいという大きさの違いもありますが、もっと違うのは感染のメカニズムです。
細菌感染は粘膜に付着するだけで炎症を起こして喉が痛くなったり発熱します。
ウイルス感染は粘膜に付着するだけでは発症せず、細胞の中に入り込むことで発症します。
その時重要な役目をするのが酵素で、インフルエンザウイルスの表面には鍵とハサミのような働をする2つの酵素があります。
鍵の酵素が細胞膜をこじ開けてウイルスが細胞内に入ります。細胞の中で大増殖し、もう一つのハサミの酵素が隣の細胞へたくさんのウイルスを放出し感染が拡大します。
この2つの酵素を活発にするのが歯周病菌です。歯周病菌が多いとさらに被害は拡大します。喉の細胞の中に入りやすくなるのです。
プラーク(歯垢)に棲みつく歯周病菌は、抗生物質などの薬で撃退したり除去することは出来ません。体の免疫細胞でも撃退することが出来ないのです。
つまり歯周病菌はプラークごと歯磨きで除去するしかないのです。
介護施設で歯科衛生士から口腔健康管理を受けていたところ、インフルエンザの発症率が大幅に減少していたというデータも出ています。
特に寝たきりの高齢者の方でインフルエンザの合併症である肺炎を防ぐ為に、口の中を清潔に保つことは重要なのです。
日頃から口の中をきれいにしていくことがとても大事で、その為に丁寧な歯磨きをすることや、かかりつけの歯医者さんに行き、磨き残しをとること、
それから正しい歯磨き指導を受けましょう。
歯磨き方法や歯周病菌についてわからない事、心配な事があったらかかりつけの歯医者さんに相談しましょう。