米沢クローバー歯科クリニック

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大人は必須!歯茎のケア

歯の豆知識


歯を失う原因の第1位が歯周病です。
30代から60代にかけての有病率が高く、「国民病」ともいわれています。
30代以上では3人に2人歯周病といわれ、決して他人事ではありません。



⚫︎歯周病とは

歯と歯ぐきの境目に歯垢や歯石が溜まり、歯ぐきが炎症を起こすのが歯周病です。
歯肉炎、歯周炎は歯周病の一種です。
痛みが出ることが少ないため、自覚しづらいのも特徴。
進行すると、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)が深くなり、歯を支えている骨が溶けて、歯がぐらつき始めます。
さらに進行すると、自然に抜けてしまったり、抜歯をしなければならないケースもあります。



⚫︎40代以降、発症しやすい

歯周病発症のピークは38歳〜39歳。
また、30歳以上の約8割は歯周病にかかっているというデータもあります。
40代からのホルモン急減は、お口の中にも影響を及ぼします。
唾液の分泌量が徐々に減少し、お口の中に細菌が繁殖しやすくなり、その結果、歯周病のリスクが高まってしまうのです。
女性の場合、女性ホルモンが減少することで、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。



⚫︎進行する前に予防しましょう
歯周病や虫歯を予防するためには、正しいブラッシングがかかせません。
歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で、小刻みにブラシを動かすのが基本です。
歯と歯の間、歯の根本(歯と歯ぐきの境目)、歯並びがでこぼこしている部分、奥歯のかみ合わせ部分を重点的に磨きましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、より効果的です。


自覚症状がなくても、数ヶ月に一度歯科医院を受診することで、早期にお口の疾患を予防することができます。
積極的に定期検診することをおすすめします。

いつまでも健康なお口を保ち、自分の歯を長く残していけるよう、早めに「歯ぐきのケア」を行いましょう!