歯周病と全身疾患の関係性
歯の豆知識
みなさん、歯周病という言葉をきいたことがあるかと思いますが、どのような病気か知っていますか?
歯周病というのは、歯がグラグラして抜けてしまう病気です。
歯が抜けてしまう原因として、歯の周りの磨き残しにより歯茎が炎症を起こしてしまうことで、歯を支える骨が溶けて歯が抜けてしまいます。
歯周病になる原因の歯周病菌は、全身疾患の原因にもなります。
歯周病が全身に及ぼす影響として、歯周病菌が炎症を起こした歯茎から血管内に侵入し、全身に回ります。それによって体に様々な悪影響を及ぼします。
全身疾患の例としては、糖尿病、骨粗鬆症、がん、早産・低体重児出産、認知症、高血圧、誤嚥性肺炎、動脈硬化、心筋梗塞などがあげられます。
歯周病にならないために、みなさんに知っていただきたいことがいくつかあるのでご紹介します。
それは、①毎日の歯磨き②生活習慣を見直す③定期的なクリーニングです。
②生活習慣の見直しは、たばこを吸わないように意識する、口呼吸ではなく鼻呼吸、バランスのよい食事をするなどです。
③定期的なクリーニングは、歯ブラシでは落とせない汚れ(歯石など)を2~3ヶ月に1度、歯科医院でクリーニングをすることによって、歯周病を防ぐことができます。
今ご紹介した3つのことを意識して、みなさんも歯周病にならないように心がけていきましょう。