米沢クローバー歯科クリニック

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ドライソケットって何?

歯の豆知識
今回は「ドライソケット」についてお話していきます。

抜歯後、数日経ってから痛みが強くなる場合があります。これは「ドライソケット」と呼ばれる状態です。

歯は骨の中に埋まっていますが抜歯した場合その骨が露出します。
通常、歯を抜いた穴に血液が溜まって固まる(血餅)ができそこに血管や細胞が新しくできて傷口が治っていきます。
ですが、うまく血餅ができなかったり、数日経ってから血餅が剥がれ落ちてしまい、抜歯したところの骨の表面が露出したままになり、
細菌感染を引き起こしてしまうことでドライソケットになります。

数日経ってから強く痛みがでる。抜歯したところから嫌な匂いがする。何もしなくてもズキズキと痛みが続いている。
このような症状がある場合はドライソケットの可能性があります。

ドライソケットになる原因は様々あります。

出血が気になり何度もうがいを繰り返すことで血の塊が流れてしまったり、歯を抜いた所に食べ物のカスなどが入り、
舌や手などで触ってしまうことで血の塊が流れてしまうためドライソケットを起こしやすくなります。
また、タバコには血管の収縮作用があり出血が少なすぎて血餅ができにくくなる場合があります。

傷口が落ち着くまでは喫煙も避けたほうが良いでしょう。

抜歯後には
強くうがいをしない(何度もうがいをしない)
傷口を舌や手などで触らない
口腔内を清潔に保つ
喫煙を控える
このことに気をつけるようにしましょう。

気になる症状があったり不安なことがありましたら医院に来て気軽に相談してください。