米沢クローバー歯科クリニック

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顎関節症って何?

歯の豆知識
 当院にも顎関節症の症状を訴えられる方が来院されますが、通院されている患者さんの中にも
実は自覚されてないだけで、顎関節症の方はたくさんいらっしゃいました。
ご自分では不便に感じないことが多いため、お話させていただくと驚かれる方が多いようです。
では、ここでセルフチェックをしてみましょう。

・指を閉じた状態で縦にし、3本以上無理なく開けられますか?
・大きく開けた際に顎関節辺りで音がありませんでしたか?
・大きく開けた際に痛みがありませんか?

この中の1つでも該当した場合、顎関節症の疑いがあります。

詳しくお話すると、顎関節症とは
・開口障害:お口を開閉した際に開けにくい等の障害がある
・関節雑音:顎を動かした際に音がなる
・顎関節痛:痛くて開けられない等の運動時の痛み

上記を主症状とする顎関節の障害を言います。
原因は様々ですが、

・噛み合わせの異常(よくない噛み合わせによって顎関節やその周辺にある筋肉に負担がかかる)
・ブラキシズム(=睡眠時に行うものも含めた歯ぎしりや食いしばり)が負担になっている
・態癖(顎関節にとってよくない生活習慣)

などが挙げられます。
特に態癖といって、顎関節に負担がかかる悪い生活習慣は、放っておくと更に悪化させる原因の1つ。
顎関節そのものを変形させたり、歯列や歯牙の傾斜を歪ませる等の機能異常を引き起こします。
態癖の例を挙げると、
寝方(横向き寝やうつぶせ寝)、テレビやスマホを見る際の体勢(頬杖や腕枕)等
…私たちがよくやる生活習慣の中には、顎関節が押し込められたり無理な負担がかかっていることがあるのです。
他にもありますが、まずはこの態癖を意識してやめてみましょう。症状の改善につながりますよ。