米沢クローバー歯科クリニック

医院ブログ 米沢市の歯科 米沢クローバー歯科クリニック

ブログ

~顔面神経痛と歯の痛み~

歯の豆知識
歯が痛いと思い歯医者を受診したが虫歯ではないと診断され、原因が分からないと悩まれてる方はいませんか。

それは「顔面神経痛」の可能性があるかもしれません。


顔面神経痛とは通称「三叉神経痛(さんさしんけいつう)」と言われ、三叉神経の位置が関係することにより歯に大きな影響を及ぼしてしまうことがあります。


顔面痛の1つである三叉神経痛は、歯痛などと間違われやすく診断が難しい病気です。

虫歯や歯周病、歯軋りや歯の食いしばりなどの歯への負担、知覚過敏といった様々な疑いが除外されると「三叉神経痛」の疑いが大きくなります。


三叉神経は顔面が得た感覚を脳に伝える神経で、神経が司るものは、痛覚、触覚、冷覚、温覚などの"知覚"全てであり、
顔の皮膚で感じ取るもの全ては「三叉神経」の働きで感じてるのです。

三叉神経は眼神経、上顎神経、下顎神経、という3つの神経からなります。

これらの神経が血管や腫瘍などによって圧迫されることで生じる顔の痛みのとこを「三叉神経痛」といいます。


症状としては左右片側だけに痛みが現れ、針で刺されるような痛みや電気が走るような激しい痛みが起こることが多く、数秒から数十秒で痛みが落ち着きます。
頬や上顎下顎あたりに痛みが起こりやすいため、顔に関係した動作によって痛みが誘発されることもあります。

例えば、洗顔や会話、食事、歯磨き、化粧などによって痛みが出ることがあります。



三叉神経痛は虫歯や歯周病による痛み、顎関節症などの痛みと間違われやすいため鑑別することが重要です。
歯の痛みと間違えて安易に抜歯をしてしまわないように経過を見ることも大切です。


よって、歯に原因があるわけではなく、脳の異常、もしくは血管、神経の状態に問題がある場合などに発症します。


痛みが続くことは大きなストレスになり、日常生活の質を低下させ生活にも支障をきたすことがあります。
早期に正しく診断し「三叉神経痛」と「歯の痛み」を見極めることがとても重要です。


悩まれてる方は当院にて一度ご相談ください。