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~加齢に伴う口腔内変化~

歯の豆知識
年齢と共に体調の変化が現れ、様々なトラブルが出てくると思いますが、身体だけではなく口腔内にも変化が現れるのをご存知ですか?

他の臓器と同様に加齢に伴う変化が口腔内にも現れてきます。
そこでどんな変化が現れるかお話ししていきます。


1.頬が硬くなる
噛む筋肉が衰え、頬の筋肉が硬くなると知らず知らずのうちに噛み締めてしまい、歯がすり減り、歯への負担が大きくなるためもろくなってしまいます。
また、口が開けにくくなり入れ歯が入りにくくなります。


2.歯と歯茎の変化
歯と歯肉の境目がくさび形にすり減ったり、歯肉が退縮して露出した歯の根元に虫歯ができやすくなり、歯石、歯垢がつきやすくなります。



3.唾液の量が減る
唾液量が減ると汚れが停滞しやすくなり口臭の原因になったり、舌が擦れて痛みがでたり、ストレスや薬剤の影響で口の中が乾燥しやすくなる方が多くなります。



5.味覚の変化、嚥下機能の低下
薬が増え、服用による味覚の変化や唾液量が減ることで食べ物が誤って気管へ入り、この時に口腔内の細菌が肺に入り込んでしまい誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。



6.話しづらくなり、表情が硬くなる
言葉を発するときは唇や舌、顎、頬などの運動が必要になり、欠損が増えて歯並びが変化すると話すときに息が抜けて発音しにくくなります。
また、表情は口周りの筋肉が大きな役割を果たすため、笑ったり、怒ったりと感情を表すのが減ってしまうと筋肉が衰えてしまいます。



このように年齢と共に口腔内の変化はたくさんあります。
ですが、健康な歯と歯茎で食事をしっかり取り、噛むことで脳が活性化したり、食事のバランスが取れるとこで体力が高まります。
体に活力が溢れ気持ちが元気になると生きる意欲がでて、表情も生き生きしてくるでしょう。

年齢問わず将来の自分のためにも今できる予防から始めてみてはいかがですか?