自分の顔を鏡で見て唇に力を入れた時に、凸凹した顎になるのは分かるでしょうか？
全員に起こる訳ではないのですが、筋肉の動きによってそういった顎のシワができるのは自然なことです。
この凸凹した顎が梅干しのような形をしていることから「梅干しジワ」と言われることもあります。
しかし、唇に力を入れなくても口を閉じようとしただけで、
凸凹な梅干しジワができてしまう方はお口の中に原因があるかもしれません。


梅干しジワの原因の主な理由は、歯並びや噛み合わせです。

前歯が出ていたり(出っ歯)、下顎が出ていたり(しゃくれ)、
上下の奥歯を噛んだ状態にしても上と下の前歯に隙間がある噛み合わせだったり(開咬)...
自然にしていると口が開いてしまうような歯並びの方は、
口を閉じようとすると唇の長さが足りず無意識に力を入れて閉じるので、顎に力が入りシワができてしまいます。


梅干しジワがあると審美的な弊害だけでなく、口が閉じにくいため口呼吸になりやすいです。
口呼吸は口腔内の働きを保つための唾液が少なくなり乾燥するので、
雑菌が繁殖し歯垢や歯石が厚くついてしまいブラッシングで落とすことが難しくなったり、口臭が強くなることもあります。


梅干しジワはどうしたら改善するのかというと歯科に関わるものだと以下の方法があります。
①歯並びが原因の場合は歯科矯正治療
②歯並びだけでなく骨の突出もある場合は顎の外科手術


歯並びや元々の骨の位置が原因であれば、基本的にはセルフケアやマッサージなど自力で治すことは難しいでしょう。
梅干しジワを気にしている方は、何が原因になっているのか一度相談してみることをおすすめします。