今回は小児の歯並びについてお話ししていきます。

お子様をもつ親御さんやお家の方で乳歯列の時はきれいに生えて並んでいたのに永久歯がある程度生えてきたら歯並びが悪くなったと感じた方もいらっしゃることと思います。
ではなぜそのような事が起きるのでしょうか？

それは顎の大きさに関係があります。
顎の大きさは①遺伝的要因と②環境的要因があります。①、②それぞれについて説明していきます。

①遺伝的要因とは？
親や祖父母から子供へ遺伝される事があり家族内で類似した特徴を示す事があります。

②環境的要因とは？
栄養状態や口腔習慣などが顎へ大きな影響を与えると言われています。
栄養状態は十分な栄養を摂取する事で顎の発達を助けます。
口腔習慣は指しゃぶりや普段の舌の位置、癖が歯並びを左右します。　

これら大きく２つのどちらか又は両方ともある方は歯並びに影響をがあると言われています。

乳歯列の時は歯と歯の間が隙間が空いているのが正常になります。
乳歯より永久歯の方が大きい為、乳歯が抜け永久歯が生えてくると隙間を埋めるように綺麗に並びます。
しかし乳歯が隣の歯どうしピタッとくっついて生えてきた場合は永久歯の生えてくるスペースが足りず重なって生えてきたり内側や外側からずれて生えてきます。

永久歯が生え歯並びが心配な方はご相談下さい。もしくは矯正歯科を受診してみてくださいね。