米沢クローバー歯科クリニック

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子供の噛む習慣

歯の豆知識
皆さんこんにちは!
米沢クローバー歯科クリニックです。
最近は少しずつ暑くなり、冷めたい物を食べる機会も増えたのではないでしょうか。
噛む事に重要な役割をしている「歯」
今回は子供の噛む習慣についてお話ししたいと思います。

実は子どもは、おなかの中にいるときから指しゃぶりをし、生まれたら母乳を吸うことで、かむ訓練を始めています。~歳には乳歯が生えそろって、かむための準備が整い、~歳までに大人の分の1程度までかむ力がついてきます。
かむ力をしっかり育てるためには、~歳ぐらいから、ある程度かみごたえのある物を意識的にとるようにすると、かむ訓練になります。
幼児期のうちに気を配れば、あごが健やかに発達し、歯並びもよくなります。乳歯が永久歯に生え替わる前までが、かむ習慣を身に付ける大事な時期なのです。

噛む訓練になる食べ物
かむ力をつけるために、スルメやコンブなど極端にかたいものを食べさせようとする人もいますが、それぞれの時期のかむ力に見合う食材を、よくかんで食べさせることが大事です。
乳歯が生えそろったばかりの2~3歳児は、リンゴや柿など、少し硬めの果物から始めて、かみごたえのある物を少しずつ取り入れるようにしていきましょう。
幼児期なら、ごぼうや、れんこんなど食物繊維が豊富で、歯ごたえのある食材をメニューに加えてみましょう。大きめに切ったりんごや、骨つき肉などを与えたりして、かじり取る練習もさせてみてください。
ただ、かむ力の発達には個人差があるので、無理をせずその子のペースに合わせて、様子を見ながら挑戦していくように注意してください。

噛む回数と食べる姿勢
一口ごとに30回かんでみましょう。
30回もかむことは意識しないとなかなか出来ない事ですが、よくかむ事で消化が良くなり食事をじっくりと味わって食べる習慣も身につきます。
正しく噛むには、唇を閉じて、前後、左右の歯をバランスよく使うことが必要です。その際に大切なのが、背筋を伸ばした正しい姿勢です。
椅子に座って、足をブラブラさせて食事をすると力が入らず、上下の歯の噛む力と噛み合わせが約15%弱まります。弱まった分だけ、あごの骨の成長が妨げられてしまうので、足を床につけ、骨盤がまっすぐ安定し頸椎も真っ直ぐになるとあごにとってベストなポジションを保てます。
食べるときの姿勢の悪さは歯並びの悪さにもつながるので、気をつけましょう。

正しい姿勢で楽しく食事をする事が大切です。
皆さんも是非やってみて下さい。