米沢クローバー歯科クリニック

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広幡小学校歯科指導2

歯の豆知識
みなさんこんにちは!
米沢クローバー歯科クリニックです。

先日、広幡小学校で1・2年生を対象にしたブラッシング指導をさせていただきました。
今回はその指導内容についてお話ししたいと思います。


みなさんはお口の中でどこに汚れが残りやすいか知っていますか?
汚れが残りやすいところは、むし歯になりやすいところでもあります。
汚れが残る、むし歯になりやすいところは...
①歯と歯の間
②歯と歯茎の間(境目)
③奥歯の噛み合わせ(でこぼこしたところ)
この3つです!


特に生えてきたばかりの大人の歯は、歯の1番外側にあるエナメル質という歯の質がまだ未熟で、脆いんです。むし歯になりやすいということですね。
ですから、お子さんの仕上げ磨きをする際はこの3つのポイントに注目して磨いてあげてください。

次は前歯と奥歯の磨き方に焦点を当てていきましょう。
前歯は歯ブラシを縦に持ち、1本の歯の表面を縦に3つに分けて...左側・真ん中・右側と歯ブラシの角度を変えて磨いてください。
そのあと、歯ブラシを横に持って歯と歯茎の間も磨きます。
前歯は大きいので、同じ角度で何度も磨いても歯ブラシの毛先が当たってないところは磨けません。時間をかけて歯全体の汚れを落としましょう!
奥歯は大きく口を開けても、なかなか奥まで歯ブラシが届きにくいと思います。
大きくお口をあけるよりも、軽くお口をあけたほうが歯ブラシを奥まで入れた時、頬の粘膜が伸びて磨きやすくなります。
磨き方は歯ブラシをお口の横から入れて、歯ブラシの毛先が歯の表面に90度にあたるようにします。そして、1本の歯を10〜20回細かく磨いてください。

最後に「ワンクール法」という磨き方のお話をします!
ワンクール法はスタートとゴールの場所を決めて磨く方法で、磨き残しなく歯を綺麗にすることができます。
スタートは歯の裏側です。
右上→上の前歯→左上→左下→下の前歯→右下 の順番で磨いてみましょう。
裏側が磨けたら、次は歯の表側です。
順番は歯の裏側を磨いた順番と同じです。
裏も表も磨き終えたら、最後は奥歯のでこぼこした噛み合わせ4箇所を磨きます。
順番を決めて磨くことで、自分がどこを磨いたか分かりやすくなるのでぜひ今日からやってみてください!


汚れを落とすためには、正しい歯の磨き方が必要です。
お子さん自身のブラッシングと、お家の方の仕上げ磨きで、むし歯になりづらいお口の中をつくっていきましょう!