よく患者様に「たくさん歯ブラシの種類があるけれど、どの歯ブラシを使ったらいいですか？」と質問を受けることがあります。

歯ブラシをお勧めするときは患者様の
口腔状態に合わせて選ぶようにしています。


その時に何を診るかというと
①歯肉の状態
・歯肉退縮して根がでている
→幅広の歯ブラシがお勧めです！

歯面に対して90度にあてるだけで歯肉の辺縁付近までブラシの毛が到達するので簡単にお使い頂けます。

・歯肉の浮腫性（腫れたように柔らかい状態）
　＋炎症がある
→柔らかめの歯ブラシがお勧めです！

硬めの歯ブラシだと痛くて磨くことができずプラークが残ってしまうと、さらに炎症が進んでしまい悪循環に陥ってしまいます。

※炎症が強い場合は柔らかめの歯ブラシを使用し、炎症がひいてきたら普通の硬さの歯ブラシに変えていく必要があります。


②プラークの質
・硬いプラーク
→ラウンド毛（先が丸い）の歯ブラシがお勧めです！
・柔らかいプラーク
→テーパード毛（先が尖っている）の歯ブラシがお勧めです！


③手指の巧緻性
・高齢者になるとペングリップが困難になる
→持ち手が太い柄でファームグリップができる歯ブラシがお勧めです！

※また電動歯ブラシも選択の一つです。
電動歯ブラシは柄が太く簡単に効率よく磨けます


④生活背景
・忙しくて歯磨きが疎かになる
→電動歯ブラシがお勧めです！


⑤口の大きさ
・口の小さい方
→歯ブラシの栽植部分が薄い歯ブラシがお勧めです！
奥まで磨きやすいですし親知らずが生えている方にもお勧めです。


この様にいろんなところに着目して歯ブラシを選ぶ必要があります。

どの歯ブラシを使えばいいのか迷ったときは
歯科衛生士がブラッシング指導も行なっていますのでお気軽にご相談下さい！