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口呼吸の悪影響は?

歯の豆知識
皆さんは呼吸をする際、無意識のうちに口呼吸になっていませんか?
日常生活の中であまり意識したことはないと思いますが日本人の7割(子供は8割)が口呼吸をしていると言われています。

口呼吸には体や口腔内への悪影響が多くあります。
今回は具体的にどのような影響があるのかお話していきたいと思います。

①風邪をひきやすくなる
鼻呼吸をすることで加湿効果や空気清浄の様な効果を得ることができます。
しかし口呼吸では病気の原因となるウイルスを含んだ空気を喉の粘膜に直接取り込んでしまうので
風邪をひきやすく免疫力の低下に繋がります。

② 虫歯や歯周病、口臭の原因になる
口腔内乾燥により唾液分泌量が減ると自浄効果・殺菌効果が低下することによって虫歯、歯周病になりやすくなります。
また口のネバつきにより口臭が強くなったりします。歯の表面も乾燥により汚れが着きやすく落ちにくくなります。

③歯並びが悪くなる
口呼吸は舌の位置が下がり歯並びにも影響を与えます。口を開けていると舌は息をするために下に下がります。
すると舌の上顎への圧力がなくなり上顎の成長を妨げてしまうことによって歯列や咬合が正常でなくなることがあります。

④ほうれい線や口元のたるみの原因になる
常に口を開けている状態の為、口の周りの筋肉(口輪筋)が衰えてしまいます。
口輪筋が緩むとリップラインがぼやけて口紅のにじみの原因にもなります。
また舌の位置を固定する筋肉も衰える為、二重顎の原因にもなってしまいます。

⑤睡眠時無呼吸症候群
口を開けたまま寝ていると舌が喉の奥に落ちこんでしまい気道を圧迫・閉鎖してしまうことで
いびきの原因に繋がったり、睡眠時無呼吸症候群になることがあります。

このように口呼吸には多くの悪影響があります。
癖や習慣で口呼吸になっている場合は鼻呼吸を意識してみることで改善していくことができます。
また就寝時に唇用テープの使用、あいうべ体操も効果的だと言われています。

意識からでも口呼吸を改善して、身体の健康を維持していきたいものですね!