米沢クローバー歯科クリニック

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歯の生え変わり

歯の豆知識
皆さん、こんにちは!米沢クローバー歯科クリニックです。

歯の生え変わり方をご存知でしょうか?
今回は乳歯から永久歯への生え変わり方、生え変わりの時期に注意することについてお話します。

乳歯から永久歯への生え変わりは身体の成長とともに顎も成長し、6歳ごろから12歳にかけて「乳歯」から「永久歯」へ生え変わります。「乳歯」の数は20本、「永久歯」の数は「第三臼歯(親知らず)」を除くと28本です。生え始めたばかりの歯は未完成で柔らかく、酸に溶けやすいため簡単に虫歯になってしまいます。
歯の根が完成するまでには生えてから2~3年かかります。
永久歯が生えそろうと噛む力が強くなりいろんな食べ物が上手に食べれるようになります。

永久歯へ生え変わる仕組み
① 顎の中で永久歯のもととなる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。
② 永久歯の歯冠部が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされます。
③ 乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり抜け落ち、永久歯が顔を出します。

生えたての永久歯は虫歯になりやすいのをご存知ですか?
「永久歯」は「乳歯」よりも黄色味を帯びていて、前歯の先端はギザギザしています。
また、生えてきたばかりの「永久歯」は奥歯のかみ合わせの溝が深い、歯の表面が粗いため歯垢が付きやすい、歯質が未熟で酸に弱い、歯並びが凸凹しやすいため磨き残ししやすい等の特徴があります。
生えてきたばかりの歯を虫歯にしないためにも磨き残しには注意が必要です。
虫歯予防のためにもフッ素配合歯磨き粉を使ったり、歯科医院でのフッ素塗布をするのがおすすめです。

乳歯の虫歯にも注意が必要です!
永久歯は乳歯の下で成長しています。いずれ、永久歯に生え変わるからといって乳歯の虫歯を放置すると、「歯茎に膿ができやすくなる」「歯並びが悪くなる」「顎の発達が遅れてしまう」などといったリスクがあります。乳歯の虫歯を放っておくことにより、お口の中で虫歯菌が増え続け、永久歯は虫歯菌の多い環境に生えてくることになります。良い環境で永久歯を迎えるためにも乳歯であったとしても虫歯がある場合は、必ず歯科医院に受診するようにしましょう。

*こんな癖にご注意を!*
「頬づえ」や「爪噛み」のくせを長く続けると歯並びに影響することがあります。
保護者の方より教えてあげましょう。また、片方のあごばかり使って食べ物を噛む「片噛み」の癖は、顔の形や歯並びにも影響する場合があるので注意しましょう。


生え変わりの時期には注意することがたくさんありますので、お子さんの歯を守るためにも日頃からお口の中を観察してください。何か問題や不安なことがございましたら歯科医院に相談しましょう。