米沢クローバー歯科クリニック

医院ブログ 米沢市の歯科 米沢クローバー歯科クリニック

ブログ

虫歯になりにくい食べ物

歯の豆知識
私たちが生きていくうえで食事は必要不可欠です。そして、その食事をする際に重要な役割を担うのが
「歯」
年を取っても食べ物を美味しく食べられるように、虫歯になりにくい食べ物を紹介します。
まずは、虫歯になる原因を知る事が大切です。
お口の中には常に虫歯(ミュータンス)菌が生息しています。食事をしたあと、お口の中に残った糖分を
虫歯(ミュータンス)菌が摂取し、歯垢(プラーク)をつくり出します。菌が増殖し、歯の表面にバイオフィ
ルムという膜をつくると、お口の中がネバネバしてきます。
バイオフィルムができてしまうと、歯の表面に強力に付着するため、頑固なものは歯磨きでは取り除け
なくなります。バイオフィルムで守られた虫歯(ミュータンス)菌は糖を発酵させ、乳酸などの酸を生成し
ます。お口の中は酸性にかたむき、虫歯になりやすい環境が整ってしまいます。

虫歯になりにくい食べ物

鮭やカツオ、イワシを始めとした魚介類はカルシウムをたっぷりと含んでいますので積極的に摂取する
のが良いといえます。一緒にキノコ類を摂るのも良い方法です。キノコ類は干ししいたけでもマイタケで
もきくらげでも構いません。ビタミンDを豊富に含んでいますので、魚介類と一緒に食べるとカルシウム
の吸収を高めることができます。
また、いちご、りんご、桃、梨、ぶどう、キウイといった果物も、甘さがあるから歯に悪そうだなと思われ
てしまうことが多いのですが、水分がたっぷりと含まれていて食物繊維も入っていますので口内に残り
にくいのが大きなメリットです。口内に残らなければ虫歯リスクは小さくなって、安全に食べられます。
果物でも少しだけ注意しなければならないのはバナナのようなタイプであり、糖度と粘度が高いために
水分たっぷりの果物よりもリスクが大きくなります。おやつやデザートに果物を食べたい時には、水分
が多めで粘度の低いものを選びましょう。
間食するなら虫歯になりにくい食べ物を食べよう!
小腹が空いた時に、ついつい手を出してしまうお菓子ですが、こちらも考えながら摂取する事で虫歯予
防に繋がります。
甘くて歯につきやすいキャラメルやチョコレートなどはNGです。また、酸性の高いヨーグルトドリンクや
グレープフルーツも注意しなければなりません。
口内に残りやすいポテトチップスやクッキーのようなものもダメとなると食べられるものが無いのではな
いかと思ってしまいますが、ゼリーやプリンなら歯につきにくいのでそれほどリスクは高くはありません

一見するとNGに思えるシュークリームも洋菓子の中では比較的安全な部類に入りますので、どうして
も洋菓子を食べたいという時にはシュークリームにしましょう。他におせんべいやナッツ類は安全です
ので、これらを上手く組み合わせながらおやつのメニューを考えるのがおすすめましょう。
日々の生活の中で口に入れる物が口内環境を左右しますので、考えながら摂取して、いつまでも食事
を楽しみましょう!